雨の季節にぴったりな心情絵本。 仲良しのたろうちゃんとだいちゃんが、雨が降っている公園の砂場で砂山を作っていました。 「たろうちゃんぼくにもシャベルかして。」 「いまつかっているからだめ。」 「すぐかえすから。」 「だめ、あとで。」 ーー仲たがいした二人。どうやって仲直りするのかな? 幼児の心の機微を、変わりゆく天気とともにさわやかに描き出します。
仲良しの二人がちょっとしたことから喧嘩になってしまいます。そのあとの二人の心の動き。行動。それらが静かに丁寧に描かれていてページをゆっくりとめくりながら読みました。小さい子の喧嘩はまだうまく自分の気持ちを言葉で表現できなかったり経験値が少ないからこそ生まれるものだと思うので、このような喧嘩はどんどんして学んで大きくなってほしいなと思いました。 (ouchijikanさん 40代・ママ 女の子8歳)
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