★作者のミムラさんからのコメントをご紹介します!
ありがたいことに二冊目の本を出すことができました。 まだ文字を読むことができなかった頃、私にとっての絵本はただひたすら心地よく身近でした。使い古してよれた花柄のタオル・毛羽だったカメのぬいぐるみ・よく端をがじがじ噛んでいた青い三角の積み木―……。そういうものと同等にほとんど無意識に触れていた時が、絵本との一番よい関係だったような気がして。 「意味」や「理解」なんて小難しい要素で自分の首を絞めはじめた時期には、子どもの頃の自分に嫉妬すら感じました。 そんな時も絵本を読んでクスリと笑えばそんな堅苦しさは霧散。本の趣旨は「絵本の魅力をもっと伝えたい」という、自分の表現力から考えるとだいぶん背伸びしたものでしたが、結果をみれば絵本の威力に「楽しい」「すごい」「うひゃー」と感嘆し続ける自分の回顧録となりました。 みなさんの心に少しでも、この絵本からもらった華やいだ気持ちをお裾分けすることができれば幸いです。
月刊MOEに掲載された、女優ミムラの絵本にまつわるエッセイ・街歩き・作家対談などをカラーいっぱいに収録。 初めて語る芸名「ミムラ」の秘密、ムーミンに関するエッセイなど書きおろしも満載。
その絵本への深い愛情に驚かされた前作『ミムラの絵本日和』に続いて、女優ミムラさんが今度は絵本にまつわるエッセイ・街歩き・憧れの作家さんとの対談など更に範囲を広げてその魅力を紹介してくれます。絵本好きなら一度は訪れてみたいあの本屋さん、雰囲気たっぷりの街並みで出会う素敵な雑貨屋さん、今すぐにでも出かけてくなるカフェなどなど・・・それぞれの出会いを本当に楽しんでいる様子のミムラさんの写真は眺めているだけでもウキウキ!「うんうん、それは私も行ってみたい」思わずそうつぶやかせてしまうエッセイには、何に対しても好奇心と愛情たっぷりに接するミムラさんの姿勢がみえてきます。 更にみどころは芸名「ミムラ」の由来になっているムーミンに関するエッセイ。ムーミン谷の住人達をミムラ流に解説してくれています。ムーミンファンも必見です。 もちろん絵本の読書エッセイもたっぷり。スズキコージさんとの対談も含めて、改めてミムラさんと絵本のきってもきれない深い絆を感じずにはいられません。 読み応え、あります!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
前作のエッセイ『ミムラの絵本日和』がとても楽しかったので、こちらも読みました。こちらでは「ミムラ」の名前の由来などにも触れられていました。
特に、その名前の由来となったムーミンについての解説がとても面白かったです。ムーミンのお話が読みたくなってきました。
また、行ったことのある絵本屋さんトムズボックスや、大好きな絵本の紹介もあって、とてもうれしかったです。 (クッチーナママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子6歳、男の子4歳)
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