ホウセンカの栽培方法や、性質、歴史や利用法などを教えてくれる学習絵本。実用書。
その辺によく生えている草花なのに、実はよく知らないことだらけだった。種がはじけることは知っていたけど、花を集めて染物に使う(布を染めたり、ネイルアートのように使ったり)のは初めて知った。食用の花だったり、漢方薬として使われていたのも初耳。
特に印象に残ったのは、アジアで爪を染めるために使われていたこと。私は体験したことがないが、赤いマニキュアのように色が付くらしい。人類はお洒落が大好きなようだ。
花の種類がいろいろあったり、挿し木をすると花がもりもりに着いたり(切る位置による)、いろんな実験も紹介されていた。本当に、身近な存在ほど、知らないことだらけ。あえて調べようとも思わないから、こういう本でも読まないと、知らないまま一生が終ってしまいそうだ。
お野菜みたいに、食用でもりもり食べるというものでもないけど、存在しているだけで楽しい植物だと思った。
大人になってから、いろんなことを改めて知る機会がたくさんあって、楽しくてありがたい。 (渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )
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