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「大草原の小さな家」の著者・ローラの母さん、キャロラインの少女時代を描くシリーズ第1作。 キャロライン一家は、収穫前の嵐のために、飢えの恐怖にさらされますが…。
『大草原の小さな家』のローラ・インガルスの母・キャロラインの少女時代から始まるシリーズです。
キャロラインが5歳で、父が亡くなった頃からが始まりです。小学校中学年ぐらいから読めそうなのですが、なぜか図書館ではYAのコーナーにあり、
これだと小学生が読めないということもあり、ちょっとがっかりでした。
父が亡くなっていて、開拓の時代で自給自足、男手がないので当然裕福とは言えません。
母の縫物と畑仕事が収入源なのです。
当然、気候には左右されますし、早霜で作物がだめになってしまうことも。
農業って人の命をつむぐ大切なものであるのに、値段は安かったり気候に左右されたりと、大変なことが多いです。
そんな貧しい中で、お下がりの服に不満を持ったり、クリスマスのケーキの小麦粉が手に入らないかもしれない悲哀があるものの、
家族が一致団結しているし、心は今よりも豊かかもしれないと思います。
私たちが豊かさや利便性を追求するために、失ったもの、それは家族の絆であったり、本当に安全な暮らしであったりするのかもしれないと今の時期だから余計にそんなことを思いました。
この頃までの後戻りはできないにしても、少しの我慢はあっても今の生活は改めていかなくてはと思うのです。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子9歳)
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