なかよしのベンヤミンと、なんでもおそろいのモジャクマくん。きゅうにできたおとうとに、自分のものをどんどんわけてあげるベンヤミンを見て、すっかりヘソをまげてしまいます―。なくしたものもあるけれど、あたらしいよろこびをみつけたモジャクマくんのほのぼのものがたり。小学1・2年生から。
ずっとベンヤミンは自分だけを愛してくれると信じてたモジャクマ。
葛藤しながらシロクマくんと言う弟分を受け入れていきます。
エゴではあるけど、誰にでもあるエゴをぬいぐるみが可愛らしく、表現してくれています。
我が天下だと信じていたのに、下の兄弟の登場に翻弄されるお兄ちゃん
がいじらしいです。
読み終えて、我が家のお兄ちゃん、‘モジャクマくんは意地っ張りで、
可愛くない!’と…。どうみても自分の投影なのに認めたくなかった。
でも‘シロクマくんとどっちが可愛いってコトはなく、モジャクマ
くんの気持ちは当たり前で素直で素敵だね’って言ったら、
もやもやが晴れたように、今まで以上に弟を可愛がり
‘モジャクマくんごっこ’でモジャクマを演じていました。 (クマトラさん 40代・ママ 男の子6歳、男の子1歳)
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