
おかあさんが出かけた家で、七ひきのこやぎは留守番をしています。おおかみは、こやぎたちをだまして家に入り込み、食べてしまおうと考えました。でも、賢いこやぎたちは、おおかみにだまされないよう、おかあさんかどうかを試します。
ところが、何回かやりとりするうちに、おおかみは、おかあさんのような声をだし、おかあさんのような白い手足を見せ、こやぎたちをすっかり安心させました。そして、扉が開くと、あっという間に六ひきのこやぎを、まる飲みにしてしまいました。
一ひきだけ時計の中で助かったこやぎが、帰ってきたおかあさんに泣きながら事件のあらましを報告します。それを聞いたおかあさんは、こやぎたちを救うために……。
親から子へ、子から孫へと語り継がれてきた名作の「おおかみと七ひきのこやぎ」。単に絵本として読むだけでなく、家族やクラスの友だちと役割を決めて劇遊びができるように工夫された絵本です。

みんなでやろうの名の通り、劇の台本のような本文なので、テンポよく読むことができます。おかあさん方にはなじみ深いグリム童話の名作が、新しい感覚で楽しめます。何より、あきやまただしのとぼけた感じの絵が、何ともいえず楽しいので、子どもたちもひきつけられることまちがいなしです。本文中の♪マークには、ぜひぜひふしをつけて歌ってみてください。盛り上がりますよ! (とっとこはるちゃんさん 30代・ママ 女の子10歳)
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