
ママからもらったかばんを、たからものでいっぱいにするためでかけたくまくん。おもしのいはっぱ、きれいないし、ぴかぴかのどんぐり! みんながほしがりそうなものばかり。あれ、どこからかなきごえがするよ。
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3歳9ヶ月の息子に読んでやりました。宝物を大事にするだけかと思いましたが、本当の宝物を見つけるという心あたたまるお話でした。
ママに作ってもらったバッグに自分の大事なたからものを入れていくくまくん。きれいな石や葉っぱなど、沢山詰めていきます。そんな中、穴から声が聞こえてきます。なんとねずみくんが穴に落ちてしまい、助けを呼んでいるのです。ぶどうのツタを使ってくま君は救出に向かいますが、ねずみくんを抱えたままではツタを上ってくることができません。そこで、バッグに詰めてあるものをみんなだして、そこにねずみくんを入れ、無事に地上に戻ってくることが出来ました。そんなくま君にお礼を言うかのように、あきらめたはずのバッグにはいっていたどんぐりをひとつだけねずみ君は持ち帰ってくれ、くまくんにくれるのです。そんな気持ちがとてもうれしいくまくんでした。
モノよりも大切なものを教えてくれる、いい本だな、と思いました。そして、そんな気持ちを大切にしているねずみくんもいい子。そんなやさしさにあふれた本を息子も感じ取ったのでしょうか、おばあちゃんに自ら読んであげていましたよ。やさしさを教えてあげられるいい本だと思います。 (minatsuさん 30代・ママ 男の子3歳)
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