少女時代大好きだった作者に、立原えりかさんがいます。
この「ゆりくまさん」も大好きだったのですが、残念ながら内容までは覚えていませんでした。生協のチラシで、復刊したと知り迷わずとびつきました!
絵本というよりは、小学校低〜中学年向けの童話なのですが、2日間に分け、長女に読んでやりました。
デパートのおもちゃ売り場にいた、ぬいぐるみのくま、ゆりくまさんが、自分で一緒に暮らす女の子マリちゃんを見つけに行きます。大きくなってマリちゃんを背中に乗せてあげたいと、ふくらし粉を食べたり、凧に乗ってマリちゃんのためにお星様を取りに行ったり・・・大好きな人のために何かしてあげたいという思いやりの気持ちがひしひしと伝わってきます。
ねずみの大群と命がけでたたかうシーンは、読んでる方も、本当に手に汗握り、ドキドキします。
「こんとあき」にも似てるかな?(でも、こちらの方がずっと前からあったのですよ!)
これまた大好きだった牧村慶子さんの、繊細で優しい挿絵がぴったりです。(欲を言えば、もっともっと絵があってもいいくらい。)
年長さんくらい〜小学生の女の子に特におすすめですが、男の子でも、くすくす笑ったり、ハラハラドキドキしたり、充分楽しめると思います。 (ぼのさん 30代・ママ 男の子10歳、女の子7歳、女の子2歳)
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