子どものことばの力が弱くなってきた? 子どもがことばを獲得していく姿を検証しながら、そのことばの力を子どもがもち続けるために、おとなはどうすべきか、わかりやすい例をあげながら、丁寧に説き明かします。2つの講演録などを収録。
松岡享子さんの講演録です。
勧めてくださる方がいて読んでみました。
以前は講演会というと、本のお話をされることが多かったそうなのですが、子どもたちに接してこられて、子どもの言葉が弱くなってきていることに危惧を強められており、最近の講演会では子どもの言葉、言葉の発達、子どもへの働きかけなどについて話すことが多くなったそうなのです。
読みながら一つ一つ頷けることばかりでした。
言葉を通しての関係作り、子育てを通して思うのはまず親子の関係作りです。絵本を読む以前に親子関係を作ることはとても大切なことです。
最近、自分の子どものことだけをきちんと育てようとしていても、自分の子どもだけでなく周りの子どもも育っていかなくてはと思うことが多いです。
松岡さんが感じられているように、よそのお子さんに話をしても言葉が弾かれる、聞いてもらえないというようなことを経験したことがありました。
言葉の発達に悩む親御さんにもお勧めしたいし、子育て中、子どもの読み聞かせに関わる方々にはぜひ読んでいただきたい本だなあと思いました。
もっとうまく紹介できればいいのですが、つたない私の紹介で興味を示して読んで下さる方が一人でも広がればいいなあと思いました。
図書館で借りて読みましたが、ぜひ手元に置いておきたい一冊です。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
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