江戸時代の人々の暮らしと社会の様子を、生活用具などの具体的な物の絵180点で表現した、江戸の暮らしが一目でわかる絵事典です。
生活の様子がわかるものとしては、ふだんの食事に使う箱膳、行灯と雪洞などの明かり、行李に船箪笥などの家の中の物、井戸や銭湯などの人のあつまるところの情景、髪型や着物などのファッション、季節の食べ物などがあり、文化を知ることができるものとしては、貸し本屋、見世物小屋、おもちゃなど子供たちの遊びに使うものなどが取り上げられています。さらに、身分や職業による服装のちがい、町奉行、町火消しの仕事、通貨のさまざまな形などがあり、社会のしくみもいきいきと知ることができます。
巻末には、史跡や町並みなど、今に残る「江戸時代」を調べるための情報が、全県にわたって収録されており、歴史や文化の調べ学習に役立ちます。
「江戸」を実感をもって知るための、便利でユニークな絵事典です。
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