明治初期の、外国の文物が急激におしよせ、日本の近代化が一気に進んだ時代を、たくさんのイラストと写真で表現した、文明開化がひと目でわかる絵事典です。
おもな内容をひろってみると、暮らしの中での変化としては、「東京の街並みが変わった」「外国人がやってきた」「乗り物も早く便利に」「家もファッションも西洋風に」「ちょんまげからザンギリ頭に」「牛鍋、洋食が流行」などがあり、社会の中での変化としては、「身分制度がなくなった」「産業と軍事力の強化をはかった」「鉄道ができた」「新しい法律や郵便制度ができた」「新聞・雑誌、電信・電話ができた」などがあります。
具体的な出来事や変化の事象を通して、暮らしや社会がどう変わったのか、人々の意識がどう変わったのか、国際社会での日本の位置付けがどう変わったのかをわかりやすく描いています。国際社会に開かれた変化の時代がよくわかる一冊です。
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