
「野生動物リハビリセンター」をしているぼくの家に、ある日、モリフクロウが連れてこられた。とても可愛くて、一家はすっかり虜になってしまう。しかし、思いがけない騒動が次々に起こり…。

作者は夫とともに【野生動物リハビリセンター】を構え、作家でもあるストーリーテラー。この作品ではあえて息子さん(たぶん?)を主人公にして、“ぼく”の目を通して起きた出来事を描いています。
過干渉しない程度に共生している家族だからこそ見えてくるフクロウたちの独特の習性をよく観察し、表現してくれています。
人に懐きやすく知能の高い面もあれば、まるで違う生き物のように野性的で、どう猛な一面もある。
この本を読むと、“ぼく”を通して、フクロウたちの姿がよく伝わってきて、フクロウたちと暮らしてみたくなります。
動物特に鳥が好きな人にはお薦めします。
文章はとても読みやすくイラストも多いので、読むことがやや苦手なお子さんたちでも気軽に手に取ることができそうです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子14歳)
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