ダイラは「とんがり森」に住む300歳の魔女。ダイラと、娘のニーナ、おきてにしばられない気ままな大魔女。3代の魔女と村に住む「ばっちゃ」の、ふしぎで、ちょっとせつない物語。
何人かの魔女たちの名前や、まつわるお話がありますが、物語だけでなくて、魔女の数え方、など、考え方について学べるところがあるように思います。
長さを伝えるには「小指の長さ」「腕の長さ」「もっと長い」で充分。
距離を伝えるには「呼べば聞こえる」「笛を吹けば聞こえる」「返事が戻ってこない」で充分。
記憶を伝えるには「すぐに忘れる」「少し心に残る」「いつまでも忘れられない」で充分。
数字なんかなくていい。
これは小説上の話ではありますが、こんな考え方を知れただけで、私は読んだ甲斐があったと思いました。自然を大切にし、収穫もとり過ぎない魔女の生き方は学ぶべきです。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子3歳)
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