話題の二足歩行ロボット「ピノ」の絵本。はじめて留守番することになったピノのできごとを絵本画家くろいけんが、新しい境地で描きます。やさしい英訳が付いているので2倍楽しめる絵本です。
ピノは人間型の実在のロボットです。本物は身長70cm、体重4.5kg、人工知能やロボット高額を研究するために開発されました。
我が家にはこのピノの廉価版があります。ふた周りぐらい小さくて、話す言葉も限られていますが、歩けます。
そんなピノが主人公。どんな展開になるのかしら?とわくわくして手にとりました。ストーリーはあまり起伏もなく、人間の初めてのおるすばんとあまり変わりない感じ。ちょっと期待が大きすぎたも知れません。
注目すべきは絵が『ごんぎつね』や『手ぶくろを買いに』、ころわんシリーズを描いた黒井健さんであること。新しいことに挑戦なさっているのですね。この本ではピノや室内の壁、家具など無機的なものは線画で書かれています。植物や生き物、布、紙などは彩色されています。
それにしても、実在のロボットが絵本の主人公になる時代になってきたのですね。それにびっくりです。 (えっこさん 40代・ママ 男の子11歳、女の子8歳、女の子3歳)
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