巣から飛び立ち、少しずつ大人になっていく小鳥たち。でも、レオンはまだ見ぬ外の世界への不安がいっぱいで、一歩を踏み出す勇気がありません。本当は飛びたいけど…無関心を装います。 そんなレオンの様子を見守っていたお父さんが、ある日レオンを巣から蹴り落とすのです。無我夢中で羽をはばたかせるレオン。ああ、もみの木にぶつかりそう!いいえ、レオンはちゃんと飛んでいたのです。
カラスのレオンはいつまでも巣立たず、全く飛ぼうとしません。ある夜にこっそり飛ぶ練習をしようとしますが怖くて飛ばないままやめてしまいます。それを見ていたパパ、翌朝、子供達を並べて、レオンをおもいきり蹴飛ばして枝から落とします。レオンは初めて飛べるように、、、。
親は、時には心を鬼にしないといけないということも親が学べる絵本。子供にとっては、勇気を出したらできることもあるよ、と教えてくれます。
絵もなかなか素敵で、おすすめできる本です。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子3歳)
|