赤い毛糸玉がひとつありました。そこへやって来たのは、毛糸玉よりも小さな小さな人でした。その人が毛糸を使って編みあげたのは、長い長い長〜いマフラー。その長い長いマフラーを首に巻いて散歩に出かけると……。思いもよらない結末が待っている、不思議で楽しいナンセンス絵本。
これまた、「こどものとも 年小版」の絵本です。
これも、素敵な絵本でした。イラストの毛糸がとっても感じが出ていて、そこが尚、この絵本を素敵にしてくれていた気がします。
大きな毛糸玉を見た人(小人かな?)が、ながーい長いマフラーを編みました。
それを巻いて出かけると、出会った人がみんなその長いマフラーを一緒に首に巻き、人の列はどんどん増えていき、「アッハッハー どいてどいて」と言いながら、たくさんの人の笑い声と主に、ついには地球をぐるっと繋ぐマフラーになっていくという絵本でした。
すごく単純な内容なのに、なんだかすごいメーッセージのような気がするのは、私だけでしょうか?
子供達も、「アッハッハー どいてどいて」が、とても面白かったらしく、しばらく、何度も読まされました。 (てんぐざるさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子4歳)
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