土木の絵本シリーズ第1巻です。
対象は、小学校上級から大人までと書かれているとおり、専門的で固い内容です。が、土木とは何の目的で行われるのかと言った、根本的かつ重要な問題をわかりやすく解説した読み物として、関係者をはじめ、これからの次代を担う子どもたちにも是非読んで頂きたいシリーズです。
本書では、武田信玄、豊臣秀吉、加藤清正にスポットが当てられています。武田信玄は信玄堤が知られていますが、その他の戦国武将と土木とは、どんな関わりがあるの?と思われる方が多いと思います。私もその内の一人です。
それぞれの武将は領土争いで戦ってばかりいたのではなく、地域をよくするために洪水と戦い、安全で豊かな街造りを行っていたのです。歴史の教科書では、このようなことはあまり教えてくれないと思いますが、名武将たちにもこんな裏の顔があったということを知ることが出来る、とても興味が沸く内容になっています。
絵は、科学や土木の絵本を描かれている「加古里子」さんが担当しています。 (ジョバンニさん 40代・パパ 男の子6歳、女の子2歳)
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