ひっぱったり、おしたりして、年より犬のゴロウをさんぽにつれていったが、とうとうたおれてしまった。野球をしていた友だちがかけつけて、みんなでゴロウをつれて帰る。
1年生の息子のお気に入り絵本です。
野球がしたかったのに、お母さんに頼まれて渋々ゴロウを散歩へ連れていきます。年老いたゴロウは歩くのもゆっくり。そんなゴロウに苛々しながら散歩していくのですが…早く来いと急に引っ張ったとき、ゴロウに異変が。
毎日のお世話はちょっと面倒だし、活発な少年には老犬のペースは理解できないのでしょう。でもぐったりしてしまったゴロウを目の当たりにして、大切なことに気づきます。そんなシーンではちょっとうるっときてしまいました。息子たちも「なんだかここ、悲しいよね」と話しています。
けれどみんなの応援の気持ちがゴロウに届きます!悲しい結末ではなく、あたたかい気持ちで終われるので、安心して読んでほしいと思います。 (環菜さん 20代・ママ 男の子7歳、男の子5歳)
|