長方形や正方形、三角形、円などの面積の求め方を学び、面積の意味とその利用法、単位などを解説。
図形の面積を求める方法を、日常生活に密着した具体的な事例や、たのしい工作&遊びでもってあれこれ教えてくれる。
まず、意外な単位「朝」。朝=畑の広さ(の単位)という時代と国があった!という。ほぉ〜、なるほど…
面積、の考え方を、平べったい筆と方眼紙でもって、一発☆図解。これなら、「算数は嫌いだけど、図工は大好き!」という私にも理解できる。好きなものと関連付けてくれると、印象が良くなるので、理解しよう!という気持ちになるね。
更に、木の葉やぬいぐるみ、自分の手、住んでいる地域(県)、お料理などなど、これでもか!というくらい、身近なもので、面積を考えるので、だんだん、算数に対する恐怖心や嫌悪感、抵抗がなくなってくる。「わかってもらおう」という、大人の良心・工夫が感じられて、読者も歩み寄ろうという気持ちになる。
練習問題には、ドーナツ状の床をもつ建物に、絨毯を敷くので、必要な絨毯の面積を出せ、というものもあり、大人の生活・仕事などにも、即、役立つ(関係者各位には)と思われるものも。
算数は、日常生活の中にいつもあるのだなあ、と単純に関心しました。
この本は、工作などをして実際に試してみる方法がたくさん紹介されているので、とりあえず手を動かしてみたら、なんとなく理解できるように思いました。
図形の面積を出す公式を覚えるよりも、それは大事なことかもしれない。 (渡”邉恵’里’さん 30代・その他の方 )
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