一筆書きができる図とできない図には、数学的にちがいがある。一筆書きや迷路など、連続した図形の基礎を解説。
一筆書きと迷路の算数。
迷路も算数?迷路の必勝法なども教えてくれるが、なぜそうなるのか、誰がそんなことを発見したのか?…こういうことを理解でいる人は偉大だと思う。
コーヒーにクリームを垂らした時にできる渦、ドーナツの形などを見ていると、そこに算数があるなんて思いもつかなかったが、そこからいろいろなことを考えて、役立つ定理や法則を導き出す人があったと思うと、不思議な気持ちになった。
また、ずいぶん昔に出された問題だけど、未だに解決できていない「一筆書き」などもあるという。問題を出したご本人は、死後何年たっても解決されないと知ったら、はたしてどう思うのだろう?
私は、自分の算数音痴をどうにかしたくて、子ども向けの本を「とりあえずシリーズ全部、わかってもわからなくても読破」と目標を立てて、この本を読んだ。目で見てわかるもの、説明を読んでわかるもの、何度見ても読んでもわからないもの、わからないだろうと思って飛ばしてしまったものなどがある。
大人になったからといって、自動的に賢くなるわけではないので、日々、わからない事は素直にわからないと言って人にきいたり、調べたり、こういう児童向けのわかりやすい本を見たりするのが大事だと、つくづく思った。
一筆書きや、線路の地図、郵便配達の順路、地球の観測方法など、小さいもの〜巨大なものまで扱っているので、飽きずにいろいろ見られるので、なんとなく分かったような気持ちになれるのがありがたい。 (渡”邉恵’里’さん 30代・その他の方 )
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