北海道の札幌にいたひでぼーは、生まれつき重度の障害をもって生まれました。耳が聴こえなくて、声が出せなくて、歩けなくて、口から食べることもできませんでした。ひでぼーのお母さんはひでぼーの子育てのため、ひでぼーが生まれてからの約9年間、1時間以上のまとまった睡眠をとったことがないというほど不眠不休、まさしく命懸けの子育てでした。そんなひでぼーがある時から心の中で詩をつくり、その詩をひでぼーのお母さんが心で受けとめるようになりました。純粋で美しい数々の詩は、まるで宇宙の彼方から送られてきたメッセージのようです。もう少し付け加えるならば、地球を愛する親神様のメッセージを、親神様にかわり、ひでぼーが私たちに伝えてくれいるようにさえ思えます。どうぞ温かい気持ちでお読みください。絵は、世界の巨匠・葉祥明氏によるもので、描き下ろしも含め、心を穏やかにさせ、彼方からメロディが聞こえてくるようなものばかりです。
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