自分が覚えていない赤ちゃんのときのことは、子どもたちの誰もが聞きたがります。 小さな手が、ふれた指をぎゅーとにぎりかえしたとき、あやしたら「キャッキャッ」と声をあげたとき、はじめて「まま」「ぱぱ」と言った日、最初の一歩を踏み出したとき、歯が生え始めたとき…。 お母さん、お父さんの心の中にしまわれた数々の思い出のひとつひとつが、子ども自身が小さな力をたくわえ、一段ずつ階段を登るようにして、身につけてきたものです。 本書は0歳から3歳までの成長の様子を、親子の会話をからませながら、丹念に、ていねいに紹介しています。 小さなお子さんはもちろんのこと、小学校に入ってしばらく絵本から遠ざかってしまったお子さんも、久しぶりにひざの上にだっこして、ゆっくり、ゆったり読んであげてください。親子で楽しめる絵本です。
長女は5年もの長い間、ママを独占していましたが、3ヶ月前弟ができお姉ちゃんになりました。
長女は嬉しい反面、やっぱりやきもちを焼いています。
我慢も出来る年齢のため、直接わがまま言いませんが…。
そんな時、図書館でこの本に出会いました。
主人公の女の子の小さかった頃のことを思い出していくお話ですが、「あなたもこんなに小さくて、こんなに手がかかり、ママは大変だったのよ〜」って、長女についてゆっくり振り返るきっかけを作ってくれました。
長女は、ママが弟ばかりに手を焼いていることでちょっと寂しい思いをしていたので、この本を読んであげたら、「私もこんなだったんだー。」って何だか嬉しそうでした。
みんな愛されて育ったんだよって教えてあげられる一冊ですね。
絵のタッチも、柔らかで優しい感じで良かったです。 (みなしゅんママさん 20代・ママ 女の子5歳、男の子0歳)
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