コープさっぽろの、子育て支援の無料配本で頂きました。
春まだ浅い北海道の牧場を舞台に、
仔牛が生まれる場面や仔牛の目線を通して、
生命の尊さ・素晴らしさや、驚きが描かれている絵本です。
絵本では珍しく油絵で精密に描かれていて、
ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞しており、
アメリカでも翻訳されたとか。
またこの作品は、北海道剣淵町の絵本の里づくりの原点となった絵本で、
原画が絵本の館に保管されているそうです。
小学生の頃、社会見学の行事で酪農家の方のお宅に何度か足を運びましたが、
「そうそう、こんな感じだった!」とありありと思い出すほど、
北海道の牧場の姿がリアルに描かれています。
出産場面の母牛は本当に必死な目付きで、
あまりの表情のリアルさに娘はちょっと驚いて怖く感じたようですが、
「そうそう、出産は大変なのよ〜、母は強いのよ〜」
なんて私は内心共感しました(笑)。
可愛い雰囲気の絵本を好む娘には、
ちょっと取っ付きにくい雰囲気かもしれません。
でも、根底に流れるメッセージを感じ取っていって欲しいな〜と思っています。 (ももうさ♪さん 30代・ママ 女の子3歳、女の子1歳)
|