綺麗にしても、 カワイイものにかこまれても、 たりないもの……
注目の若手作家・秋葉舞子が描き出した、心のなかにしまっておきたくなるような、小さいけれど深い悲しさや寂しさに届く物語を、名久井直子による可憐なお菓子箱のような装幀で包みました。
「わたしはひとりぼっち?」 ときどきふと 淋しさがこみあげてくる あなたの絵本。
髪飾りがひとつまたひとつとすべり落ちるとき、 うつろう少女の心もゆっくりとほどけていく
―― さがしものはなんですか?
著者:秋葉舞子
装幀:名久井直子
子どもというより、大人向けの絵本です。
ふとした拍子に孤独を感じたとき、いままでのやり方に行き詰ったとき、どうしようも無さを感じたとき。
そんなときに静かな物語と絵がすっと心に入り込み、気持ちを落ち着かせてくれます。
そして次の1歩を踏み出す勇気をくれるでしょう。
ふっと手に取れる場所においておきたい作品です。 (カリンパさん 30代・パパ 女の子8歳)
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