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ビーンワールドシリーズ第1弾「ビーノルタ火山とビーンの誕生」ビーノルタ火山の大噴火から飛び出したちっちゃな植物のたねからはじけて生まれたビーンたち。希望に満ち溢れたビーンたちにはビーンワールドを探検したり、発明したり、やりたいことがいっぱいです。ところがそこに現れたのはあかちゃんビーンとおかあさんビーンの2人でした。

ビーノルタ火山から飛びだしたまめ(大豆?)が主人公のお話です。とにかく鮮やかでポップな色使いにまず目を引かれます。イギリスの絵本だそうで、いままでの日本の絵本にない大胆な絵ガラで、好き嫌いはわかれるかもしれませんが個人的にはカワイイかな?と思います。メルヘンチックな話かと思いきや、子育てに無関心な男性まめキャラなどが出てきたりと、さりげなく風刺も効いてて笑っちゃいます。娘は、粗野なようで実は心優しいブリンブリン・ビーンが一番のお気に入り。このおまめちゃんたちはイギリスの小学生のアイデアをヒントに1ピキ?づつ個性豊かなキャラクターが生まれているそうで(学校の教材になっているらしい)、ああ、実際こういう子いるよねといったところでも楽しめます。次どんなキャラクターのビーンが生まれ、どんなにぎやかなビーンワールド(お豆の世界)が形作られてゆくのか、つづきが楽しみになる1冊です。 (しじみんさん 30代・ママ 女の子5歳)
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