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僕は捨て子だ。その証拠に母さんは僕にへその緒を見せてくれない。代わりに卵の殻を見せて、僕を卵で産んだなんて言う。それでも、母さんは誰よりも僕を愛してくれる。「親子」の強く確かな絆を描く表題作。家庭の事情から、二人きりで暮らすことになった異母姉弟。初めて会う二人はぎくしゃくしていたが、やがて心を触れ合わせていく(「7’s blood」)。優しい気持ちになれる感動の作品集。

「絆」と一言で言っても、「家族」と一言で言っても、そこには他人にはわからない関係性や想いがある。
いい関係だなぁと後味はいいものに思いました。
何か家族関係で悩んでいる人は、あえてこの本を選ばない方がいいかも知れません・・・と思ってしまう自分もいました。
家族関係良好で悩みのない方こそ、こういう本は感動したりするのかも知れません。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子12歳)
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