どんなにちっぽけな生き物でも、一生懸命に生きているのだ。 教会の天井の隅に、2匹のくもの親子が住んでいました。今夜はクリスマスイブ。人間たちは大掃除を始めました。 そして、大きなもみの木が運び込まれ、素敵なクリスマスツリーが出来上がりました。 きれいに飾られたツリーを見て、親子ぐもはうっとりしました。 2匹は、もみの木に移り、つるしてあるものを1つ1つ見て回りました。 おじさんが入ってきたので、慌てて2匹は逃げました。 するとおじさんは、「こんなにくもの巣をはりめぐらしおって。 いたずらぐもめ、どこにおるんじゃ!」と叫びました。 おじさんがいなくなった後、2匹は糸を外そうともみの木に戻ろうとしましたが、 今度は、飾りつけをした学生さんたちが戻ってきてしまったのです。 子ぐもは悲しくなり、涙をぽろぽろとこぼしました。そして、神様にお祈りを捧げたのです。 果たして神様は子ぐもの祈りを聞き届けてくれるのでしょうか。 親子愛の深さと反省することの大切さ、そして悔い改めようとする者に救いの手を差し伸べる 神の慈愛の尊さについての教えが込められた、日本のアンデルセン、久留島武彦の絵本化第2弾!
日本のアンゼルセンといわれる
久留島 武彦さん(口演童話家)の絵本をはじめて読ませていただきました
お話の主人公は 子ぐも
子ぐもとお母さんくもは二人で 教会の天井をすみかにしていました
ある日 大掃除をする人たちがやって来ました
教会でクリスマスを祝うためです
そして クリスマスツリーに 飾り物をしたのです
それを見た くもの親子は きれいな 飾りを見て 「わあっ」と驚き 飾りを一つ一つ見て回り うっとりしていました
くもの親子は 見ているうちに クモの巣をクリスマスツリーにつけてまわったのです
しかし・・・ 人間の大人が クモの巣を見て怒りました
子ぐもは 自分のしたことに反省して 神さまに 「許してください」と 誤り 祈りました
クリスマスツリーはどうなったのでしょう?
子ぐもの祈りは聞き入れられたのでしょうか??
この くもの糸が クリスマスツリーが 金銀のモールで飾られるいわれとは・・・・・
古内 ヨシさんの優しい絵も 心が 和みます
皆さんも 優しい気持ちになれますよ (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
|