「3・11巨大津波が、この美しい港町を一瞬にして呑みこんだ。それでも、われわれには海しかない!」 この作品は、地元出身の一人の医師が、約35年間に渡って気仙沼魚市場を撮り続けてきた貴重な記録を出版した「甦れ!気仙沼港 -日本一の漁港を瞼の奥に-」(発行:株式会社アートダイジェスト)のダイジェスト版です。 宮城県気仙沼市に位置する気仙沼魚港は、マグロやカツオ、サンマ、サメ(フカヒレ)など日本有数の水揚げ量を誇る日本を代表する漁港です。 気仙沼市周辺は2011年3月11日に起きた東日本大震災によって壊滅的な打撃を受けました。 「それでも、われわれには海しかない!」 著者の吉川順一さんは、地元の医師として気仙沼の復興に尽力しながら、今も自らが生まれ育った港町を撮影し続けています。 震災の壮絶な影響を物語る写真はもちろん、震災前の活気ある港の様子を収めた写真が見所です。
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