子どものいない夫婦のもとに、ツバメによってさずけられたふしぎな少女、孟姜女。 成長した孟姜女は、労役にとられた夫に会うために、北のはての〈万里の長城〉まで、 千里を歩く旅にでます。 そこで目にしたのは、自分と同じように苦しむ人々のすがたでした……。 中国で長く語りつがれてきた民話が美しい絵本になりました。
万里の長城には、訪れたことがありませんが、人々の犠牲のもと
で造られたと思うと心が痛みました。
挿絵で好きなのは、人里離れた民家の隣にある桃ノ木に郷愁
を深く感じました。時に満開になった猛さんの家の隣の桃ノ木
がとてもよかったです。皇帝が猛姜女の願い通り、海の傍で、国
をあげた葬式をとりおこなったのは、よかったなあと思いました。
猛姜女が、万里の長城から海に身を投げた場所にお寺が建てら
れているとあったので、もし行くことがあればお参りさせてもらいた
いと思いました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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