おじいちゃんの書庫で、ヘンな生き物を見つけた。伝説の動物、麒麟だという。似ても似つかないキモかわいいその生き物を、ボクは飼う事になった。ジジくさいといわれるボクと友だちとの関係も、キリンを飼ううちにびみょうに変化してくる。そして、……。
小学生の主人公、年寄りくさい「ケンじい」。ある日、古い本から黄色い毛玉を発見。それは不思議な生物で、だんだん麒麟らしきものになっていく。困りながらも世話して成長していく主人公がキュート。元いじめっ子の仙太郎との友情にもほんのりジンワリします。
生き物の世話をすることの責任や、愛情のなりたち、そしていじめっ子でも(人によっては、なんだろうけど)ちゃんと良い仲間になりうるという希望感が良かったです。小学校2年生くらいから読めそうです。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子4歳)
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