左から開くと「すきノート」。右から開くと「好きノート」。 好きなものがいっぱい詰まった、世界に1冊しかない本「すき好きノート」。
それってどういうこと?
つまり、本の空いている箇所に好きなものや好きなことを字や絵でうめていくノートなんです。 ガイド役は谷川俊太郎さん。 子どものページ「すきノート」には、1から25まで子どもたちに呼びかける3行詩が入っています。 「いちばんすきな やさいはなにかな たくさんあっても ひとつだけ おしえて おしえて えにかいて」 文章でも絵でも写真でも、落書きでもOK! 谷川さんは言っています。 「かかないと、ほんがかわいそう。」
今度はくるっとひっくり返して大人のページ「好きノート」。 こちらには谷川さんが好きなものやことについて書かれたエッセイが25。 大人だって、この文章に触発されれば色んな言葉やイメージが思い浮かぶはず。 子どもに負けずと絵や文字を書き込んでみて。谷川さんとの合作になっちゃいますね。 谷川さん、大人にも呼びかけていますよ。 「あの、読んでいるだけでは ふつうの本とおなじになっちゃう」
表紙は安野光雅さんの素敵な装画。なまえを書く欄だってあります。 それから手に持ってみればすごく軽いのです! 紙の色は緊張しないように(?)薄いクリーム色。 こんな所にもこだわりが感じられますね。 書き込んだ後にどう使うのかも、もちろん自由。 子どもの宝物にする?それとも親が大事に持っている? どちらにしろ、こういう生きている本って本当に素敵です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
↑表と裏の表紙をならべてみるとこんな感じです。
↓左から本を開いたら、こどものページ。 自分のすきなこと、すきなものを思い浮かべて、ページの空いているところに自由に絵を描いたり字を書いたり。自分だけの「すき」が、いっぱいつまった本が出来ますね。下は実際に描いてみた画像です。(アイデアノートより)
↓右から本を開いたら、おとな向きのページ。谷川さんのエッセイから心に浮かぶイメージや出来事などを、絵や文章で書いたり、下の画像のように写真を貼ったりしてもいいですね。
左からみると三行詩が25こ入ったこどものページ、右からみるとエッセイが25こ入った大人のページ。 谷川さんと一緒に、好きなものやことを考えながら、絵で描いて文字で書いて、世界に一冊の本ができます。
旅をしている友人に贈りました。
いろいろな国や土地を旅しているので、
好きなものはどんどん増えるはず。
それを忘れるなんて勿体ない!!
旅先で出会う新しい“好き”を書き留めるのに
ぴったりの絵本だと思って選びました。
可愛い色鉛筆も一緒にプレゼントしたら
とても喜んでくれましたよ〜
これから少しずつ“好き”に出会うちびっこにも、
ぜひ左から使っていただきたい!
おすすめです。 (みみこめさん 20代・その他の方 )
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