ペトラの1000個ある「ぶち」のうち、999個はペトラの毛皮にくっついて満足しているのに、なぜかひとつだけ、自由を求めて外の世界に行きたがります。はじめは何としてでも元の場所に戻そうとしていたペトラでしたが、最後にはぶちの意思を尊重し家の外に出してあげます。そしてある日、ぶちが戻ってきて……。ペトラとペトラのぶちの関係性は、親子にも恋人にも友だちにも、読むひとによってさまざまな受け取り方ができます。相手の自由を尊重しようというメッセージや、絵にある北欧らしいテキスタイルなど、オリジナリティあふれる絵本です。
ペトラには、からだの模様が1000個あるはずなんだけれど、数えてみると999個しかなくて、1つブチが足りません。台所で、窓ガラスに張り付いているブチを見つけてなんとかからだに戻そうと試みましたが、どうしてもブチはからだにくっつきたくなくて逃げてしまうので、ブチの気持ちを尊重して、外の世界に出してあげることにしました。ブチは、冒険と外が好きなだけで、ぺトラのところに戻ってきてくれました。お互いを必要としていることがわかって大きく成長してブチが帰ってきました。なんだか親子関係にも当てはまるなあと思いました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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