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大劇場でトランペットを吹くことになったサム。音楽会が近づくにつれ、「おなかがいたい。音楽会がこわい」とおじけづきます。そんなサムをユリアは一生懸命はげまします。ユリアは、あることを提案しました。すると、サムの顔がパッと明るくなりました。観音開きで大迫力の劇場シーン。ついに幕があがります……
作者のオランダ人女性が3年かけて作った高さ3メートルのねずみのマンション(ドールハウス)。
可愛くて、細かく作りこまれていて、こういったものが好きな子供さん・・だけでなく大人にも、夢のような世界です。
おそらく作者の中で、どのお部屋にもしっかりと奥行きある物語がひとつひとつあるのでしょう。
ちゃんとねずみのお人形達がほんとにそこで暮らしているかのような
生活感やぬくもりがあります。
幾つもの短い章に分かれていて、お話もちゃんとあるのですが、
あまりに写真の中のおうちの様子が可愛らしくて見入ってしまい、
文章がなかなか目に入ってこないほどです。
でも読んでみるとおじいさんが亡くなって棺桶を作るというお話があったり、可愛い可愛いだけの本でもなくて。
工場や考古学のお部屋・・・男っぽさのあるお部屋も魅力的です。
ミニチュアの世界へようこそ・・♪
子どもと一緒に「すごいね〜」とか「ここ、ボタンでできてるね!」などと言いながら楽しく見入りました。 (10月さん 30代・ママ 男の子7歳)
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