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こぐまのたろとうさぎのなーちゃんは、山へきいちごをとりにいきました。 そして、かごいっぱいとってうちへ帰ってくると……。 おいしいケーキのにおいがしてくるような楽しいお話です。
図書館でたまたま見つけて、4歳の息子に読み聞かせるために借りてきました。
内容も絵も、平和そのもの!
主人公のたろと、お友達のなーちゃんの紹介ページがとにかくほのぼのしてかわいい。きいちごを摘みに行ってべとべとになるけど、優しいお母さんがきれいに洗ってくれて、おいしいきいちごケーキを焼いてくれる…。まさに絵本の王道的なストーリーなのですが、なぜかストレートに心にしみ入るあたたかさ。
作者のきたむらえりさんが、黄色いくまのぬいぐるみにお話を添えて知り合いの子供に贈ったのがもとで生まれたお話だそうで、そんなエピソードにもさらにほんわかさせられました。
今回初めてこの絵本の存在を知ったのですが、初版が1973年とのことなので、自分が子供の頃に出会っていたかったな〜、と強く思った一冊でした。きっと、「ぐりとぐら」と並んでお気に入りの絵本になっていたことでしょう。
最近、こういう日常の中のゆったりとした楽しみをあまり大切にしていないな、と反省。来年の夏、子供たちと森へきいちごを摘みにいって、きいちごケーキを焼こう、と心に決めました!(笑)
「てんぴ」ということばを子供たちに教えられるのも、グッドです♪ (いちがつにがつさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子4歳)
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