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神話に見る日本人の心、原初の姿 バトル!神様もたいへんなの。 辞書なしで、古典の名作がラクラク読める!
日本にまだ 固有の文字がなかった8世紀初頭に成立した『古事記』は、漢字の音と訓を利用して、神話や古くからの言い伝えを書き表した日本最古の書物である。国の成り立ちを説いた歴史の書にとどまらず、古代の人々の想像力にみちた豊かな文学性を感じさせる。とりわけここに収めた「上の巻」には、イザナキ・イザナミの国生み、天の岩屋戸、スサノオの八俣の大蛇(おろち)退治など、日本神話としてなじみ深い話の数々が、飾り気なく力強く描かれている。ここには、日本人の心と行動すべての原初の姿を見つけることができる。
名作古典文学を21世紀の少年少女たちに!読みやすいふりがな、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、日本の古典文学にはじめて出会う少年少女の理解を助ける古典文学全集の決定版です。

私は初めて古事記を読んだ時の衝撃は今だに忘れることができません。このお話はひじょうにインパクトがあったからです。この本は日本最古の歴史書をわかりやすく書かれていますが、何よりも古事記の奥深さが伝わってきます。古事記は1300年の時を超えて様々な問題を私たちに投げかけてきます。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
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