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衝撃的な結末をもつこの作品は、新美南吉が18歳のときに書かれました。南吉は4歳のときに母親を亡くし、幼児にして“孤独”という負の生活感情を身にまといます。『ごんぎつね』の主人公には、少年南吉の思いが、色こく投影されているのです。たがいに心を通い合わせるというモチーフは、南吉がもっとも大切にし、終生追い求めたテーマでもありました。
小学4年の国語の教科書に載っているお話。
心のすれ違いや揺れ動く心、そして思いやりを学ぶにはぴったりの内容なのではないかと思います。
ごんぎつねというと、しっとりとした挿絵が多いかなと思うのですが、こちらは何だかポップな感じのきつねの顔。
でもこの剽軽な感じがいいなぁと思いました。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子8歳)
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