|
多くの人の心に残っているであろう宮澤賢治の「やまなし」。その世界を繊細なスクラッチ技法により表現。蟹の兄弟が谷川の底から見上げた水天井や光、影が見事です。
宮沢賢治さんの お話は、言葉が繊細で しかも 彼の 伝えたいことが 優しくて 私は 思わずこの絵本の世界の中に 引き込まれていました。
小林敏也さんの 繊細な絵がとても効果的で、 陰の世界もステキです!
かにの親子の会話 兄弟のかにの会話 魚が 鳥に食べられる瞬間は とても 迫力があって 息を止めて読みました。
鳥の くちばしを コンパスのようにと言う表現は すばらしいです!
かにの兄弟もまたぶるぶるふるえて お父さんは 大丈夫だ 心配するなと、優しく見守る。
やまなしが 泡を出して おちてきたのです。
すぐに食べたいかにたちに、待て待て もう二日ばかりまつとね、独りでに 美味しいお酒ができるからもうかえって寝よう
この場面で谷川のそこの 幻燈は、終わるのですが・・・・
気になるのは やまなしの味は、どんなんだろう?
さぞかし 美味しかったでしょうね。
とても 言い絵本でした
皆さんも 読んでみてくださいね! (にぎりすしさん 50代・その他の方 )
|