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「キップをなくしたら駅から出られないの」。女の子に呼び止められたイタル。連れて行かれたのは、ステーション・キッズたちが暮らす東京駅構内の小部屋だった! 子どもたちの冒険生活がはじまる。
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新聞でジブリのプロデューサーの鈴木さんがオススメしていて、手に取りました。
自分でも読みたかったのですが、あまり小説を読まないけれど鉄道好きな息子(中学生)にぴったりかも!と。
・・・結果、ズバリ大正解!でした。
山手線の東京駅を中心に繰り広げられる物語に引き込まれていきます。
平易な文章でありながら「きっぷをなくした子供は駅の子として駅に住まなければならない」というファンタジーの世界がいきいきと立ちあがってゆきます。
駅での秘密の任務や子供だけで駅弁を貰いにちょっと遠出したり・・鉄男くんにはたまらない世界観でしょう。
後半はまた別のテーマに向かってお話が一気に動きます。
冒険と成長と。
なるほどこれはジブリの映画になったらぴったりだなぁと思う
物語でした。 (10月さん 40代・ママ 男の子14歳)
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