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はなちゃんはよく笑う女の子。 ケラケラケラ・・・ コロコロコロ・・・ クスクスクス・・・ その笑い声は愛らしく、優しい歌声にも似て。 ぼくはいつも一緒に笑いながら、ふわんっとした気持ちになった。
だけど、年が経つにつれ、ぼくは自分が大きくなった気がして、はなちゃんの笑い声が聞こえる小さな街を離れていったんだ。何も聞こえない、静かな部屋に一人でいるのが気持ちいいと思ったんだね。
はなちゃんはどうしていつも笑っているんだろう。 それは、はなちゃんがずっとわらいのたねを育てているから。 笑顔でいることが新しい笑顔を生むことを知っているから。 それに気がついたぼくは・・・。
はなちゃんの笑顔が放つ、明るく朗らか、そして可愛らしい雰囲気に包まれたこの絵本。 同時に、そこには「笑顔」が持つ力についての確固たる信念と、切実な願いが込められています。 作者は My Little Loverとして活躍されているアーティストakkoさん。ライブ活動の他、子どもと触れあうたくさんの幅広い活動の中で生まれてきた物語なのでしょうか。 必要な場所に「わらいのたね」は植えられていて、今日もどこかで起こる「笑いの連鎖」という奇跡。荒井良二さんの優しく、時には激しく表現された絵から感じとることができるのです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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はなちゃんは、どんなに悲しくてもわらっているばかり。どうしていつもわらっているの。それは、笑顔でいることが新しい笑顔を生むことを知っているから…。まわりに「笑顔の連鎖」が起きる、奇跡の物語。

はなちゃんのお母さんが、”はなには、笑いの種を沢山植えてあるから、もうじきその花がどんどん咲くわ。ママがいなくなっても大丈夫。それさえあればいつだって優しい気持ちに包まれるの。ずっとその花を咲かせてね・・・・・・・」おかあさんの愛情がいっぱい詰まっていていつまでも笑って幸せになってほしいと最後まで、最愛の娘の心配をして亡くなってしまったと思うと涙が出ました。男の子が大人になって、最後には、はなのことを理解してくれる最愛の人になってくれてよかったと思いました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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