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オバマ大統領が尊敬し、演説の理念の手本とする16代アメリカ大統領リンカーンの生涯を簡潔に描き、「奴隷解放」自由平等を説いて人々の心を動かした誠意にみちたことばを紹介する。温かで精緻な絵が心のひだをも描き上げ魅力的だ。 巻末に「おもなできごと」の年表、「ゲティスバーグの演説」全訳を収載。
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伝記絵本について調べていくうちにわかったことの一つに、この絵本の絵を描いているカディア・ネルソンが『ワンガリ・マータイさんとケニアの木々』『わたしには夢がある』も描いていたこと。
この人の描く人物にはとても力強さがあり、この表紙に描かれているリンカーンのまっすぐとしたまなざしからも強い意志が感じられます。
リンカーンの生涯を描くと共にリンカーンの残した言葉についても付記されており、その言葉からも感銘を受けました。
正に言葉は人なり。
「さまざまな人の語る さまざまなことばを心にたくわえ、リンカーンは、かれ自信のことばを つむいでいった」という言葉がリンカーンの人となりを作っていったのだなあと思いました。
リンカーンの残したどの言葉も心を打つものがありました。子どもの頃に読んだ伝記のリンカーンでは「正直者エイブ」が記憶に残っています。
正直で誠実、政治家としては珍しい気質を持った人であると同時にそれまでの奴隷制度を変えた人物であり、今も尚語り継がれる人である人物的な魅力を再認識しました。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子12歳)
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