えものの肉を取り合ってケンカをしたチョックとカール。にひきはイライラがとまりません。そこで、サッパリしようと川でたてがみをあらったチョックでしたが、なんと頭の中から“イライラのもと”が流れ出てくるではありませんか!川下では、たくさんのどうぶつたちが楽しそうに遊んでいます。そこへ、ぷかりぷかりと“イライラのもと”が……。さあ、たいへん!いったいどうなってしまうのでしょうか?
4歳3ヶ月の息子に読んでやりました。二匹のライオンが肉の奪い合いでケンカしたことがきっかけで、お互いイライラしてしまいます。そのイライラが他の動物にイライラむしを通して伝播したり、事件を起こしたりといいことが続きません。そんな不幸を知った二匹は、イライラにならないようにしたいとせつに願うのでした。なんだか、耳が痛い・・・。私もちょっとしたことでイライラすることがあるので、あ〜イライラむしが原因か・・・と素直に思ってしまいました。息子は、いろんなことが伝播して悪循環になっていくことがよくないとは思ったみたい。お互い、伝播しないように、とだけ思えた絵本でした。 (minatsuさん 40代・ママ 男の子4歳、女の子0歳)
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