ある日、中学二年生の実加の耳に不慮の事故で亡くなった姉・千津子の声が聞こえてくる。切なくも爽やかな青春小説の傑作。
赤川次郎セレクションのシリーズは短編ばかりだったのですが今巻と次巻は長編なんだと思いながら読みました。
なんでもできる自慢の大好きな姉を事故で失ったのですが、妹の中で姉の声が聞こえる!?
妹にしか聞こえない声というと本人に自覚はなくても妹が姉を失った苦しみから逃れるために彼女の妄想?とも思いましたが、霊でも妹の味方だろうからまあいいのかな?
親友や友達も家族を失う話が続き、家族の大切さを改めて思いました。
母親が姉が亡くなった直後に取る神経質な態度、取り乱した態度は妹がかわいそうに思いつつも分からないでもないな…。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子3歳、女の子1歳)
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