『BEARS』が原題。
『かいじゅうたちのいるところ』のモーリス・センダックの絵だからでしょうか、
その主人公によく似た男の子が主人公です。
ぬいぐるみのくまをかわいがる男の子に嫉妬して、犬がそのぬいぐるみをくわえて逃走します。
ベッドが起点のせいか、なぜか、「くまだらけ」の世界へ。
もちろん、訳者の石津ちひろさんの軽快な言葉遊びが繰り広げられます。
最後は心地よい眠りの世界へ誘う展開は素敵ですね。
手書きの文章も、実に味わい深いです。
センダック独特の不思議ワールドをお楽しみください。
音読は少し練習が必要かも。
幼稚園児くらいから探し絵的な楽しみ方ができますね。