「どうしてないているの？」 みんなの声

表紙でないている子どもが？各ページに、だって○○だもの…という、その理由が。それが、なるほど、そんなことでも子どもは悲しいよねという些細なことが次々と…。なんだかいたたまれなくなってきますが、ほっこりもします。

最後の女の子の問いかけに、ちょっと胸が痛くなるお話。
子供って、自分の子もよその子も、自分が子供だった頃も、大人では理解できないようなことで泣いたりするものですよね。
絵本で読むと、そういうことで泣いちゃうこともあるよね、なんて大らかになれるのですが、
ふと日常を振り返ると、
なんでそんなことでいつまでも泣いてるの！
なんて言ってたなぁ。。。と反省せずにはいられませんでした。

ひたすら、主人公が泣いてしまう。
もう、ただただ、色々なことで、泣きまくる。

でも実は、この主人公の子、泣きながら、こちらの反応を指の隙間から観察しているような。
こんなことで、泣いちゃうけど。
で、どうよ？
みたいな。
最後に、実際、どうよ？とまとめて聞いているけど、実は毎回泣き出す前から、大人を試しているような感じ。

ちょっと知恵がついてきた年齢の幼児のもつ、客観性がやんわりかつシンプルに表現されているように感じます。

そして、読み聞かせされている娘も
「そんなことで泣いちゃうのかよ〜」
「また、泣くのかい！」
と、ウケつつ冷静に突っ込んでいる。
割と自分も色々なことで泣くのを棚に上げ（笑）、他人のことは意外と客観的に見ている。

そんな部分もあぶりだしてくれる、作品です。

最後に読者に対する問いかけで終わるという何とも素敵な感じの絵本でした。私たちがが泣くのには色んな理由があるよね。そんな事で泣かないの、って言っちゃいそうになるけど、泣いたっていいんだよ、と思わず声をかけてあげたくなってしまうような絵本でした。

こどもが泣く理由はいっぱいあります。
どうして泣いているの？　だって、、なんだものと続きます。
うんうん、わかるというものもありますし。
こうするともう大丈夫っていうのもありますね。
こんな風に、泣いている理由をぜひ教えてほしいなと思いました。
なんだかわからず泣かれると、こちらが泣きたくなったりしますものね。

表紙の泣いている女の子が気になって読みました。
女の子が泣いてるわけをいろいろ話してくれます。
いろんな理由が語られるなかで、共感できるものもあれば、「そんなことでも泣きたくなるんだ」という小さい子ならではの理由もあったりして、子どもの気持ちを代弁しているかのようでした。
いつも親の都合で夜早く寝かせようとしたりしていたので、少し心が痛みます。
こんなことでなくなんて、わたしってへん？という呼びかけも読者に投げかけてくる感じで斬新でした。
ちっとも変じゃないよと言って小さい子を安心させてあげたいなと思いました。

こどもってなんで？と思うところで泣いてしまうことがありますよね。
この絵本の子は自分がどうして泣いているかをたくさん教えてくれます。
「わたしってこんなことで泣いて変？」と聞いてきますが、「変じゃないよ」と答えてあげたいですね。みんなこんなものよー。
最後に笑顔を見たかったなー。
こどももけっこう気にしたり傷ついているのかもしれないな、自分の子についつい「なんでこんなことで泣くの？」って言いたくなる時もあるけど言わないように気を付けたいです。

子供って何をしてもなく時期ってありますよね。
まさにうちの泣き虫息子に読んであげました。
シラーと読んであげるといいですね。
何の言及もなく・・・・
自分で「あれ？この子自分っぽい？」と
気づくのでしょうか？
我が家の泣き虫息子は
しばらくじーっと考えて（自分のことを棚にあげて）
「この子はまだ赤ちゃんなんだね」ですって。