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おこじょの ユキ」 みんなの声

おこじょの ユキ 作:あんびる やすこ
絵:藤本 四郎
出版社:鈴木出版 鈴木出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,210
発行日:2004年11月
ISBN:9784790251231
評価スコア 4.57
評価ランキング 5,811
みんなの声 総数 13
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  • 応援したくなります!!

    おこじょは生後半年で親と離れて生きていかなければならないのですね。
    親の私はそれは寂しいな〜なんて感じてしまいました。
    そして子供もきっと様々な葛藤の中(それが成長でもあるのでしょうが)生きていかないとなのですね。
    自然界の厳しさも描かれていてよかったです。
    心支えてくれるのは友情だったり、やっぱり自分を好きでいてくれる誰かなのでしょうね。
    一人だけど一人じゃない!ですね。
    きっとユキの親御さんも遠くで応援しているよ〜!!

    投稿日:2019/05/30

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  • すれ違う想い

    なんとも切ないなぁ…と思いました。

    通常よりも早く巣立ちを迎えた オコジョの男の子。
    ひとりで生きて行かなくてはならない不安の中で、“ユキ”という名前が、孤独に追い打ちをかけることになるのです。
    何故なら、オコジョの夏毛は茶色。
    だから、みんな“ユキ”という名前を笑うのです。
    娘は、ヒドイ!と怒っていました。

    親は様々な願いを込めて、一生懸命こどもの名前を考えます。
    だけど、その想いって、なかなかこどもには伝わらないんですよね…。
    すれ違う想いが、切ないです。
    それに、どんなに素晴らしい意味が込められていても、その名前であるがために、からかいの種になることもありますし…。

    その後、あたたかい出会いもあり、ユキはみちがえるほど逞しくなります。
    孤独と成長。こころ温まる物語でした。

    投稿日:2015/05/20

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  • 聞いてみたくなりました

    人はニックネームを友達につけることでより親しみが湧き、
    モノに名前を付けると愛着が湧くといいますね。

    親が子に名前を付けると言うことはそれよりも
    もっと特別な時間だと思います。

    名づけられたユキは、自分の名前の由来をお母さんから
    聞いておらず、自分の茶色い毛皮の容姿と違う「ユキ」と
    言う名に疑問を感じます。

    名前と容姿が違うなんてからかう他の動物もいることが
    とても淋しいことだと思いました。

    誰もが愛を持って名前を受け取った事を
    大自然と素敵な友達との温かいやりとりで教えられる
    気がします。

    子供には名前の由来は何度も話してきましたが、
    名づけられた子供自身、自分の名前をどう思っているのか
    聞いてみたくなりました。

    投稿日:2012/10/31

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  • 『自分』に誇りを持って

    一人立ちしたばかりのおこじょのユキ。
    寂しくて誰か友達になってくれないかと探しましたが、他の動物達から「体は茶色なのにユキなんて、変な名前!」と笑われてしまいます。
    傷つきくたくたになったユキは、チビチビという名の大きなクマと知り合い、仲良くなります。
    でも冬が来ると…?

    みんな自分の名前やルーツに誇りを持っています。
    たとえ誰かに馬鹿にされたって、それはまぎれもない真実。
    チビチビと出会ったこと、そして自分の名前の意味を知ったことによりユキがどんどんたくましく、大人になっていく様子が絶妙に描かれていました。

    自然の描写がとても美しく、癒されました。
    特にチビチビと話をしている場面の、夕暮れ時の風景はすばらしいです。

    投稿日:2012/10/14

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  • 上高地

    夏になると一度は訪れたい上高地に、今年も行ってきました。

    上高地が、「おこじょ」の生息地だと知って親近感が湧きました。

    表紙のおこじょの絵もとても可愛らしくていっぺんに好きになりました

    母親から、生まれて半年で親離れしなければならない幼いユキに同情し

    てしまいました。名前の由来を知って、逞しく生きていくユキにほっと

    しました。くまのチビチビともお友達になれて生き甲斐が出来てよかっ

    たです。厳しい冬を乗り越えて約束通りにくまのチビチビとも再会でき

    て自分ことのように嬉しく思いました。

    投稿日:2010/08/03

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  • 大自然が素晴らしい

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    何と言っても、描かれている大自然が素晴らしい。
    登場する動物達も、主人公のおこじょに始まって、かもしか、雷鳥、テンとかの日本に生息する貴重なものばかり。

    お話は、生まれて半年たったので、おこじょのユキが独り立ちするシーンから始まります。
    ところが、茶色いのに、ユキという名前のため、会う動物達に口々に笑われてしまいます。
    そんなとき、出会ったのが、くまのチビチビ。
    二人が名前について語るシーンは、何とも言えません。

    そして、納得のエンディングを迎えるのですが、このお話には色々な要素が詰まっています。
    母親の愛情、友情、そして自我の目覚めなどが、上手く自然の中に描かれているので、とても心に残る作品となると思います。
    小さいおこじょのユキを、自分に置き換えて聞き入るお子さんも多いことだと思います。

    名前の由来を教えるのに良い機会になるかも知れません。

    投稿日:2010/01/24

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  • 逞しい成長がうれしい

    昔山歩きをしていた時に偶然にオコジョを見かけたのですが、そのかわいらしさがとても印象的でした。この本を見つけて、自分が読んでみたいと思い手にしました。
    わずか半年足らずで親元を離れるオコジョ。 人間に比べると随分と早いなぁと思いますが、それでも一人で生きていこうと一生懸命・・・でも立ちふさがるのは、名前という壁。 「そんな名前おかしい」と言われ徐々に落ち込んでいくユキに、応援したい気持ちでいっぱいになりました。その由来に気がつくときが来るからね!!と・・・
    友達も出来、逞しく成長していくユキは読んでいてとても心が温まりました。子供はかわいらしいおこじょの姿が気に入ったようで、何度も読んでいます。

    投稿日:2009/02/08

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  • 名前に秘めた思いを伝えたいですね

    表紙の絵に惹かれて、息子が手に取った絵本です。
    一人で生きていくことになったおこじょのユキ。
    出会った森の仲間たちは、その子にぴったりの名前なのに、自分だけ茶色のにユキ=白い雪という名前であることに疑問を持つユキ。
    でも「ユキという名前には必ず意味がある」と言ってくれた大きな熊のチビチビと出会い、そしてユキは自分の名前の意味をしる日が来る。

    読み終わった後に、息子から自分の名前の意味は?っと聞かれ、教えてました。
    とっても嬉しそうでしたよ。

    投稿日:2008/12/03

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  • すてきな名まえ

    • とむままさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子13歳、女の子11歳

    動物は早くから親とはなれて一人だちします。
    でも・・・やはりさびしいものなのですね。

    「おこじょ」という動物はあまりなじみがなかったのですが、この絵本で生態を知りました。

    ユキの成長を通して山の季節の移り変わりも描かれていて目にも綺麗な絵本です。


    おこじょは春は茶色の毛皮なのだそうです。
    なのに・・『ユキ』って名まえは似合わない・・お母さんはぼくのこときらいだったのかな・・?


    一人の寂しさがツーンとつたわりました。


    この絵本を読んだ後は子どもたちに『ぼくの名前ななんでつけたの?』『私の名まえは?』の質問攻めです。

    誰にでもあるけど、誰にもたった一つしかないもの。
    産まれてはじめてもらうもの・・

    親から離れている『ユキ』も自分の名まえにいつもお母さんを感じて寂しくなくなる・・雪景色なのにあったかなラストで心あたたまるお話でした。

    投稿日:2008/02/13

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  • おかあさんに、ユキという名前をつけてもらった茶色いおこじょ。次々と出会う森の仲間に茶色いのにユキなんて変な名前!などと意地悪言われるところが、「みにくいアヒルの子」のお話にそっくり。

    かもしかや、らいちょうやテンなど、あまり動物園でも出会えそうにない希少な動物達が次々とでてくるので、きっと人間があまり近づかない自然がたくさん残されているところのお話なんだろうな〜と大人考えで読みました。

    ちびちびととても名前とは似つかわない熊さんと友達となるところがなんとも可愛らしく。
    山の自然を感じることが出来る絵本だと思いました。
    2才の我が子にはちょっと早かったみたいで、あまり反応はなかったみたいです。

    投稿日:2008/01/10

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