いつも思うのです。
中川さんと山脇さんコンビの絵本って、心豊かでいいなあって。
丁寧に季節のうつりかわりを楽しんでいるように思います。
この絵本もまた。季節のうつりかわりと共にお話がゆったりと
すすんでいきます。そう、小さい子どもの暮らしって(親はばたばた
だったりするのだけれど)、子どもにとってはゆったりと時間が
過ぎるのですよねえ。
こぎつねコンチは幸せですね。「おかあさん、おかあさん」って
よくコンチは言うけれど、それはそうやって呼べば、優しくこたえて
くれるおかあさんがいるからこそ。愛情いっぱいもらって育っている
のだよなあって思うのです。