乳児・小さい子向けおはなし会用にセレクト。
動物たちが登場し、こちらからの「触らせて」との求めに快諾してくれる趣向です。
いぬ、ねこ、うさぎ、ひよこ、かめ、わに、ぞう。
それぞれ、ある部分限定、というところが、マニアックです。
というのも、作者自身が生物学の研究者で、水族館勤務などもあるからこその発想です。
もちろん、触感を絵本で再現するのは無理ですが、
コラージュの技法を使って、雰囲気が何となく伝わるようになっています。
読む時は、読み手が、触るように実演してあげれば、リアリティが増します。
感触の擬音は最後に出ていますが、各シーンにもあればよかったかな。
でも、動物に触れる練習にはいいかもしれませんね。