主人公のこなつちゃんは、おばあちゃんを亡くしたばかり。
おばあちゃんのことを考えると泣きたくなりますが、お盆におばあちゃんが帰ってくると聞いて、楽しみにしています。
盆棚には花や食べ物、香や水、そして明かりを供え、馬に似せたきゅうり、牛に似せたなすを飾っておばあちゃんを迎えます。
帰ってきたおばあちゃんは、こなつちゃんにしか見えません。だから、お祭りでのおばあちゃんとの色々な思い出は、こなつちゃんだけのものです。
おとなしくて恥ずかしがり屋のこなつちゃんは、それらの思い出と一緒に、少し強くなりました。
こなつちゃんとおばあちゃんを通して、お盆に関する色々なことが学べます。
漢字にはルビがふってあり、丁寧な絵と言葉で書かれています。
小学校低学年くらいのお子さんに良いのではないでしょうか。