冬になると一日だけ目をさますという、不思議な女の子コトリちゃん。
コトリちゃんは小鳥さんに乗って、ある場所へ向かいます。
腰をいためたおばあさんの庭で球根をうえ、
大好きな友達を失った女の子に、笑顔が戻りますように、と雪だるまを作る。
こうして、限られた、たった一日が終わります。
私はこの絵本で、やまぐちめぐみさんを初めて知りましたが、実は、絵本の完成を目前にして、永眠され、とりごえまりさんが、加筆して、完成したのだそうです。
そして、とりごえまりさんもまた闘病中で、やまぐちめぐみさんにとても支えられたことなどを知ると、この絵本には、本当に色々な想いがつまっているんだなぁと思い、胸が熱くなります。