ピーターの絵本って、「ゆきのひ」しか知りませんでした。この本を検索するまで、シリーズであることも知りませんでした。
なんという無知!が〜ん。
素直に面白かったですよ。
いかにもニューヨークの下町の子ども同士の小さいけれど、
本人たちには大変な縄張り争い?みたいなぶつかり合いも、
いい感じに表現されていて、
それでいて、全体のストーリーは子どもの頃にありがちなちょっとした冒険談みたいなノリになっていて…。
あちこちに落ちてるガラクタとか、壁の穴とかも、空の色とか、
洗濯物なんかまで、作者キーツ本人が後書きで書いているように、
たくさんたくさん、町を歩き回ってこられたのがわかりました。
どんな町なのか、よく見えてくる絵本でした。
作者が、時間とこだわりを持って、大切に描いている作品だと思いました。
小学校中学年位にどうでしょうか?